



+1artで開催の二人展《overlap》に際して制作された映像作品。所有、重複、消費、超過を題材に制作を進めた本展では、山根のテキストスコア『状態』の中から、 状態 No. 4「速度の異なる複数のリズムパターンを同時に鳴らす」と 状態 No. 10「空間をピンクにする」、これら2つのスコアがインスタレーション展示されました。
本作は、野口が担当したスコア、状態 No. 10「空間をピンクにする」のために制作された映像(アニメーション)をUSBメモリに収録したものです。映像はゆっくり重なりながら絶えず変化するピンクの空間を演出する要素として、曖昧で境界のない「所有」の儚さが表現されています。
[作家名]:野口ちとせ NOGUCHI Chitose
{作品名] 所有 possession
[制作年] 2024年
[内容] USBメモリ/アニメーション11′58″収録、紙箱入
[サイズ] 123x47x37mm
[エディション] 6/10(残 5)
*作品はトップページの視聴リンクからご視聴いただけます。
NOGUCHI Chitose_____
大阪生まれ。 1990年初個展、以来国内外での展覧会多数(米、仏、韓国、ハンガリー)。 『音・空・観』と題した造形やインスタレーションを展開し、近年は作品を媒体に生活空間を共有するプロジェクトを行っている。 2015年から開始した巨大な鉛筆のオブジェ《マララの鉛筆 For Malalas》をシンボルとしたマララプロジェクトでは、高知西南の町と連携し、高さ2~3Mの赤い鉛筆100本余りを公道沿いや道の駅、廃校、民家に立てた。 途上国の女子教育を支援する赤い鉛筆は、持続可能な世界の実現を目指し、辺地でいまも増殖している。