ミコワイ・ポリンスキは、視覚芸術と音楽の関係性をテーマに、主にドイツとポーランドで活動しています。自ら建造した五角形のパフォーマンス空間《Utopia Pavilion》をはじめ、ドローイングやオブジェクトを逆さまに配置したインスタレーション《One Day in Paradise》など、空間を多面的に捉えるインスタレーションのスタイルは絶えず独創的です。
本作は+1artでの個展《Elusiveness of Shadow》に因んでリリースしたsoft hope 作品です。キャンバスに描かれた格子には三重県のある場所で作家がとらえた影が表現されています。そうして描かれたペインティングは、置かれた位置、時間あるいは見る角度など様々な要因に呼応した表情を見せます。
artist:ミコワイ・ポリンスキ Mikołaj PolińskI
title:soft hope 03 - Elusiveness of Shadow
2023年4月
アクリル絵具、顔料、麻キャンバス、木製ケース
| ケースについて|
作品はsoft hopeシリーズ共通のオリジナルケースに納められています
外寸/ H207xW199xD65 mm
木製、外側ケース(三方背引出し式)+内箱。
内箱は置き式・壁掛け式のいずれも可。
Mikołaj PolińskI_____
1977年ポーランド、ポズナン生まれ。ポズナン芸術大学卒業後、2002年ベルリン芸術大学大学院修了。2007年ポズナン大学より博士学位取得。2011年同大学Dr.habilitation取得。視覚芸術、音楽、音の関係性に関心を持ち、ペインティング、ドローイング、インスタレーションによる表現を展開している。ポズナンとベルリンを拠点に活動。現在ポズナン芸術大学教授。近年の展覧会に「A Reflection of Blue Gray/Still Life by B.B.」(Galeria Szewska 16/ポーランド 2023)、「Reflection of Blueish Grey」(伊勢現代美術館/三重 2023)、「Door Opened Moonnight」(+1art/大阪2019)、DISPLACEMENT(Emerson Gallery/ドイツ 2018)などがある。