菊池和晃は、自作の機械的装置を過酷な身体の運動により動かしてわずかな成果を得る、というパフォーマンスを行っている。例えばスクワットを50 回して1 本の線を描くとか、ハンドルを6000 回まわしてひとつの円を描くというように。過大な労力の結果生まれた作品には、美術史から参照したイメージが生産されている。 本作は「円をなぞる」ためのマシン。黒くメッキされた四角いアルミニウム板の穴に指を差し込み回転させると、円をなぞることができる。菊池マシンの重厚感がsoft hope のケースにコンパクトに納められいる。 完売につき新たに制作いただきました。 artist：菊池和晃 KIKUCHI Kazuaki title： 円をなぞる#4 2022 ステンレス、アルミニウム | BOXケースについて| 作品はsoft hopeシリーズ共通のオリジナルケースに納められています 外寸/ H207xW199xD65 mm 木製、外側ケース(三方背引出し式)＋内箱。 内箱は置き式・壁掛け式のいずれも可。 KIKUCHI Kazuaki＿＿＿＿＿ 1993年京都生まれ。2016年成安造形大学美術領域 現代アートコース 卒業。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計クラス 修了。肉体を酷使することで稼働する自作の装置で美術史から引用したイメージを生産する。 主な受賞歴 2021 LUMINE meets ART AWARD 2020-2021 / ルミネ新宿ルミネ２スタニングルアー横ショーウィンドウ / 東京　グランプリ受賞 2020 京都府新鋭選抜展2020/ 京都文化博物館/京都　優秀賞受賞 2018 京都市立芸術大学作品展/京都市立芸術大学/京都　大学院市長賞受賞 2016 成安造形大学卒業制作展/京都市美術館/京都/優秀賞受賞